HG RX-78 GUNDAM


RX-78 ガンダム

1990年に発売され、数あるガンプラの中で金型の老朽化により唯一絶版となったガンダム。
あまり知られていませんが(?)、1980年の先代ガンダム発売から10周年の新規モデル、ガンプラ初のHGキットでもあります。

製作記に散々書いてるので割愛しますが、今回初の試みとして、3Dスキャナーから形状を読み込んで一部変更を加えてからの、3Dプリンターによるパーツ出力(主に足首周り)ということをやってみました。
(未だパーツをゼロからスクラッチする腕がありませんので……笑ってやってください(涙))
あとFDM(熱溶解)とDLP(光造形)で、3Dプリンターの使い分けも初めてです。

まず3Dスキャナーで躓き、3Dプリンターのパーツ表面加工に泣き、最後は強度が怖くてUVレジンを通常レジンに置換えたりと、当初の予測の3倍くらい時間がかかった気がします。確か最初は最新のHGエアリアルと並べたかっただけのはずが――アレ?いつの間に(苦笑)。

個人的には今の目で見ても充分いいキットだと思うので、旧HGUCと並べて遜色ないレベル(ちょっと無理がある?)を目指して製作しました……結果はご覧の通りです(笑)。

ですが最終的に個人的な満足度だけはハンパなく高く完成したので、同じ手法であれやこれやと、早速家に眠る80年代旧キット達を甦らせたい想いに駆られる今日この頃だったりします。次は何にするかな~~♪
(2024年7月製作)



■パッケージ完成写真

ストレートに組むとこんな感じになったはず。個人的な趣味で元の形を損なわない程度に手を加えました。



キットオリジナルシールも貼付け。なんかイイ感じに♪


昔ながらのシールド。現在とは形状の解釈が異なります。


腰のバズーカラックは固定式から着脱式に変更し、カバーパーツを作成してます。
足首周辺は3Dスキャナーで元パーツを読み取ってからのパーツ構成の変更にチャレンジした部分で、今回1番時間がかかった箇所。


シールド裏には予備のサーベル。差込口の形状から、実はこちらを背中に差すことはできません。逆に背中のサーベルには、ビーム刃が取り付けられないという……。
ちなみにですが、シールド裏は今回2番目に大きく変わったと自負する箇所です。1番目はというとーー、


――ココ。やっぱり1番は足の裏。ツルツルから脱却しました(笑)。


上半身。顔の取付位置を変えたことで、ぱっと見の印象も変わったかな? ここは3番目くらいで。



肘・膝・足首は、通常のマイナスモールドではなく鋲モールドとなっていて、塗るのにひと苦労。本当は各々の鋲の頭も白く塗りたかったですが、心が折れて諦めました(苦笑)。



背中にシールドをマウント可能。



更にシールド裏には予備サーベルの他にライフルもマウント可能。バズーカを持たせる時に使えそうで撮影時に試してみましたが、手首の可動を制限したからか?うまく構えることができないことが判明(泣)。
それじゃなくてもサーベルの横への張り出しが大きいため、肩に担ぐことができたかどうかはビミョーです。


古いキットですが、意外によく動きます。


サーベルはキットの刃の部分に自作パーツの柄だけ差し換えたもの。



足首の可動は特に広く、さすがに自立はしませんが、これくらいまで傾けることが可能。


「アムロ、ガンダム行きまーす!」の再現。
ちなみに巷で実はアムロはこの台詞を一度しか口にしてないというウワサがあるようで、最初聞いた時はビックリしましたが、その後よく調べると「アムロ、行きまーす!」という台詞との間違いだったことがわかりました。
ガンダムじゃなくコアファイターで出撃する際の台詞だったそうで、そう言われればそうだった気も?
まあ、乗ってないから『ガンダム』は省きますよね、普通は――。


フル装備のバズーカ装着状態。結局手に持たせられませんでしたが……(シクシク)。




FF-X7 コアファイター

キットにはコアファイターが付属。HGUC同梱版よりも一回り小さく、全長4㎝強のボディに変形ギミック搭載という優れモノ。なので手間はHGUCの5倍くらいかかったかと(泣)。




小さいけど変形します!(垂直尾翼のみ取外し式)


……多分こうやって見ると普通ですが、実は結構手を加えてたりします。


ちゃんと合体も!! この点は優秀。


■関連ページ

⇒ 1/144 ガンダム


■10年でこれだけ変わりましたの図。先代1/144(左)と比較

これでも当時300円の旧キットは秀作と言われたものですが、HGと比べるとさすがに……。
シールドが手持ち式からマウント式に変わったのは時代の流れでしょうか。

実はこの間、アニメの方でもロボットのデザインはどんどん進化していきました。
自分が記憶する限り、関節部のメカがむき出し&二重関節が普通になったのは【重戦機エルガイム】(1984年)のHMから。(武器類が手持ちからマウント式になったのも確かこれ)
機体各所に姿勢制御バーニアが配置されるようになったのは【銀河漂流バイファム】(1983年)のRVから。
【Zガンダム】(1985年)以降は基本的に両者のいいとこ取りなので、このHG(1990年)もそういう背景のデザイン上の進化がプラスで加わっていると思われます。


ライフルのボリューム感がだいぶ違うのと、細かいところで専用の持ち手パーツが付属するように。


シールドの形状も少しずつ変化。


本当は武装を外した状態でも比較写真を撮りたかったんですが、旧キットは一度シールドを持たせると、次に外すとグリップが折れそう&手首に傷がつきそう(汗)になるのがイヤで今回は外しませんでした。
REVIVALバージョンが出たらそっちで再チャレンジしようかな(まだ作る!)、などと今は考えています(笑)。


■関連ページ

約10年後の2001年発売、(旧)HGUCとの比較を載せてます。

⇒ ◇1/144 HGUC ガンダム